ピタミンCは食べ物から必要量摂取できるのか?

日本の野菜の栄養が低下しているという実態をご存知だろうか?その原因つぃては栽培方法や、耕地に栄養が少なくなっているのどの指摘がなされているが、実際の栄養の測定値を知ったら皆さん愕然とすることでしょう。

これは「野菜の見栄えを重視、促成栽培、野菜の旬を無視した農法、化学肥料の使いすぎ・・・」などの原因だけではないですが、有吉佐和子氏の小説『複合汚染』によれば、野菜のピタミン含有量が、ピニールハウスによって60%も低下し、農薬によって40%に低下した、という意味のことが記載されています。

結局のところ、私たちの口にはいる野菜のビタミン含有量は、昔の16%ということで間違いないようです。

一方、食品の鉄分含有最は、科学技術庁の「日本食品標準成分表」に基づく、代表的な野菜の鉄分の推移表として入手できます。それをここに紹介しておきます。

これによると鉄分(微量ミネラル)が驚くべき減少率を示しています。限りなく“ゼロ”に近づいているのが一目瞭然です。補足しておきますが、これは鉄分にのみ減少傾向にあるのではなく、その他の微量ミネラルでも野菜・果物・穀類等についてもほぼ同様に深刻な問題となっていると考えていただいていいでしょう。

◆栄養素年度別減少比較 
(科学技術庁「日本食品標準成分表」による)

野菜    栄養素   1951年   1982年   2000年
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にんじん   鉄分   2.1mg    0.8mg   0.2mg
ほうれん草 鉄分   13.0mg 3.7mg 2.0mg
大根 鉄分 1.0mg 0.3mg 0.2mg
りんご 鉄分 2.0mg 0.1mg 0mg
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どうしてこんなに栄養素がビタミンや鉄分に限らず減少しているのかは容易に想像がつきます。やはり化学肥料により、ミネラルの吸収を助ける微生物の生息の阻害や、堆肥の使用減少によるミネラル循環のサイクルが途切れているなどの問題点が浮きぼりになります。

ここまでくると、"栄養は食物から”の大原則は完全に不可能ということになります。それが昨今のサプリメントや、健康食品の隆盛の背景にあるというのはなんとも皮肉なことといえますね。


posted by ビタミンC at 06:00 | TrackBack(0) | 健康
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